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冬場の感染再拡大に備えて~今こそワクチン接種を!~

 

11月8日(月)時点で、香川県内で新型コロナワクチンを2回接種した方は県人口の約72%です。

 

香川県内の各市町では、医療機関での個別接種に加えて、臨時会場を開設した集団接種を併用する形で接種促進に取り組んできました。最近では予約に空きが出始めるなど、接種の終盤を迎えています。市町の中には接種体制を縮小するところもあるため、接種を希望している方には11月中の接種を呼び掛けています。(12月以降も接種は可能です)

 

また、気温が下がる冬にかけて、再び感染が拡大すること(第6波)が懸念されています。1人でも多くの方に早めの接種をおすすめするため、第5波でのワクチン接種の効果、季節性インフルエンザワクチンとの接種間隔について、国で検討が進められているワクチン・検査パッケージなどの情報をお伝えします。

 

 

 

 

Q1:5波でのワクチンの効果は?

【香川県の第5波でのワクチンの効果(香川県8月1日~20日判明分・12才以上)】

ワクチン2回目接種後にコロナを発症した方42名のうち、重症化や死亡に至った方はいませんでした。(8月1日から20日までの間で検証)

●感染予防→感染者が減少
感染を予防する効果については、時間の経過や接種者数の増加に伴って研究が進んでいます。香川県内では8月1日~20日の間において、約94%の感染予防効果が認められました。

●発症予防→発症者が減少
香川県内においても、国が公表する約94~95%の発症予防効果と同等の高い効果が確認できました。(モデルナ社・ファイザー社のワクチンの場合)

 

 

ワクチンの効果の持続期間や感染予防効果について、時間の経過や接種者数の増加に伴い、研究が進んでいます。

 

効果1:感染予防接種した人が感染しない

新型コロナワクチンは2回の接種によって感染予防効果 約94%(香川県調査)

 

効果2:重症化予防重症患者が減少(死亡入院等)

新型コロナワクチンは2回の接種によって重症化予防効果

ワクチンを2回接種した人で重症化した人0(香川県調査)

 

効果3:発症予防発症者が減少

新型コロナワクチンは2回の接種によって発症予防効果 約94~95%(モデルナ社/ファイザー社調査)※インフルエンザワクチンだと40~60%

発症予防効果が非常に高いワクチンです!

 

効果4:集団免効果接種していない人にも波及する予防効果

人口の一定割合以上の人が免疫を持つと感染患者が出ても、他者に感染しにくくなり、感染症が流行しなくなる状態のこと。

 

 

【ワクチン接種に不安がある方や迷っている方へ】

香川県ホームページに、ワクチンの効果や副反応をはじめ、各市町のワクチン接種の予約方法などの情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。

 

 

 


 

Q2:副反応の発生状況は?

●ファイザー社(発現割合:症状)

50%以下:接種部位の痛み、疲労、頭痛

10~50%:筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ

1~10%:吐き気、嘔吐

 

●モデルナ社(発現割合:症状)

50%以下:接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛

10~50%:悪寒、関節痛、発熱、吐き気・嘔吐、リンパ節症、接種部位の腫れ、等

1~10%:接種後7日以降の接種部位の痛みなど

 

⇒通常、いずれの症状も数日以内に回復します。

※発生頻度は非常に低いものの、アナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する可能性があります。国の調査では100万回あたり4件の発生が報告されています。

 

 

接種後に、体がワクチンに反応し発熱等がでる可能性があり、若年者に比べて高齢者の方が出にくいことが分かっています。

 

●いつ発症?

接種後12日以内に起こることがあります。とくに、2回目の方が起きやすいので、接種後はゆっくり過ごしましょう。水分を十分に摂取し、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子をみていただくことになります。

 

●体調が回復しない場合は?

接種後2日間以上熱が続く・症状が重い等、ワクチンでは起こりにくい(発熱以外に、噴や唱頭痛、鼻水、味覚環覚の消失、息切れ ※ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません)等の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。

 

 

副反応に関する相談は「香川県新型コロナワクチン専門相談コールセンター」、またはかかりつけ医、接種した病院・診療所にお尋ねください。なお、県ではかかりつけ医などからの紹介によって患者を受け入れる専門的な医療機関を県内に8カ所指定し、症状の程度によって受診できる体制を整備しています。

 

香川県新型コロナワクチン専門相談コールセンター

TEL:0570-009-550(9:00~17:00・土日祝も対応)

※聴覚障害などで電話での相談が難しい方はFAXでの相談にも対応しています。

FAX:052-533-3891

 


 

Q3:ワクチンにはどんな種類がありますか?

各市町では、ファイザー社製のワクチンを接種しています。県では、ファイザー社製のワクチン以外のワクチン接種を希望される方のためにアストラゼネカ社およびモデルナ社のワクチンを接種できる医療機関を県内に3ヵ所指定しています。

 

アストラゼネカ社製ワクチンを接種できる香川県内の指定医療機関

ファイザー社やモデルナ社のワクチンに含まれる化合物に対するアレルギーなどで、これらのワクチンを接種できない18歳以上の方も接種できます。

・綾田医院(高松市香南町由佐210-1) TEL:087-879-2008

・KKR高松病院(高松市天神前4-18) TEL:087-861-3261

 

モデルナ社製ワクチンを接種できる香川県内の指定医療機関

大学や会社などの職域接種でモデルナ社製ワクチンを1回目しか接種できなかった方の2回目の接種も受け入れています。

・海部医院(高松市高松町2365) TEL:087-843-3666

 

※予約などについては、各医療機関に直接お問い合わせください。

 

 


 

Q4:インフルエンザの予防接種との関係は?

新型コロナワクチンと季節性インフルエンザワクチンを同時期に接種する場合は、現時点では原則として13日以上空けることとなっています。新型コロナワクチンはファイザー社では3週間後に2回目を接種する必要があるので、同時期に季節性インフルエンザワクチンを接種する場合はご注意ください。

 

 


 

Q5:「ワクチン・検査パッケージ」って何?

感染拡大防止と日常生活の回復を両立するために国が考案した仕組みです。

ワクチンの2回接種終了か、PCR検査などで陰性証明のいずれかを確認することによって、感染拡大期においても旅行やイベント、飲食などでの行動制限の緩和を認めるものです。現在、サッカーJリーグなどで実証実験が始まっており、国はその結果を踏まえて、導入に向けた検討を行う考えです。

また、年内をめどに開発予定のスマートフォンのアプリケーションを用いて、証明書の電子申請・電子交付ができるようにし、交付を受けた方が自身のスマートフォンに証明書を表示し、活用できるように国で検討がなされています。

 

新型コロナウイルス感染症に関するワクチン接種は強制ではありません。ご本人が納得した上でご判断いただくものです。接種を受けていない人に接種を強制したり、不当な差別的扱いをしてはいけません。

 

 

発症予防効果が非常に高いワクチンですが、その効果は100%ではないため、引き続きマスクの着用、手指衛生、3密等の感染予防対策を継続していただくようお願いします。

 

 


 

ワクチン接種に関するお問い合わせは、各市町の担当課またはコールセンターまで。詳細は各市町ホームページを参照ください。