温州ミカン
香川県の気候は日照時間が長く、小雨温暖であることから、ミカンの栽培に適しており、海岸線を中心に栽培が盛んに行われている。香川県のオリジナル品種「小原紅早生」は、温州ミカンの中で“日本一赤いみかん”とも呼ばれ、果皮が鮮やかな濃い紅色で、糖度が高く、濃厚な甘みが特徴。
ちょこっと話
ミカンは生育期間や収穫時期によって、極早生(ごくわせ)→早生(わせ)→中生(なかて)→晩生(おくて)と呼び名が変わり、9月から年明け頃まで品種を変えながら長期間出荷される。
「極早生ミカン」の「ゆら早生」。 皮に緑が残っていても程よい 酸味と甘みが味わえます。
美容や健康にいいビタミンCが豊富なミカン
就農6年目の坂口さんは、「小原紅早生」の発祥地・坂出市青海町にある55アールの農地で、年間約15トンを収穫・出荷している。美味しいミカンを育てる上で大切なのは水管理。降雨を遮断するシートを被せたり、生育状況に応じて水の量を調節する。また、実をたくさんつけることで土壌からの水養分も調節。水を極限まで減らす「水切り」をすることで甘みが凝縮され、高品質なミカンができるのだそう。