金時ニンジン
お正月のおせちやお雑煮に欠かせない「金時ニンジン」。鮮やかな赤色とまっすぐ長く伸びた形、他品種に比べて甘く柔らかいのが特徴。香川県では坂出市と観音寺市で栽培されており、生産量は日本一を誇る。また、需要が高まる12月に合わせて最盛期を迎える。
選び方
表面に傷が少なく、張りがあり、色味が鮮やかな赤色のものを選ぶとGood!
生産量日本一!真っ赤に輝く金時ニンジン
約15年前に就農し、10年前から金時ニンジンの種苗生産・栽培をしている髙木さんは、坂出市にある10アールの農地で年間約5トンを収穫・出荷。栽培は水捌けの良い砂地を活かし、高畝を作って、毎年8月頃に種をまく。「発芽」が最初の難関であり、発芽までの1週間は土壌が乾かないよう水やりをすることが重要。夏場も土壌の温度を下げるために、土壌や葉の様子を見ながら水やりを行う。近年は猛暑などの気温変化が大きく、JA香川県による指導や周辺農家との情報共有で変化に対応し、金時ニンジンを栽培している。