かんしょ(サツマイモ)
温暖な気候と降水量が少ない瀬戸内の気象条件を活かして栽培されている「かんしょ(サツマイモ)」。県内では坂出市の塩田跡地で「金時いも(高系14号)」が主に栽培されている。表皮の鮮やかな紅色、ほどよい甘さ、そしてホクホクとした食感が特徴。7月から9月中旬まで収穫され、穫れたてでも甘みがあるが、貯蔵するとさらに甘くなるため、長期間出回る。
豆知識
坂出市特産の「金時いも」「金時にんじん」「金時みかん」を総称して「坂出三金時」と言う。“金時”とは紅いものを指し、その名の通り、どれも表皮が紅いのが特徴。
上品な甘みとホクホク食感が楽しめるサツマイモ
坂出市で農業を営む『木下農園』の3代目・木下睦雄さんは、22ヘクタールの広大な農地で年間500トンのサツマイモを収穫・出荷している。 塩田跡地は天然のミネラルを含んだ水捌けの良い砂地で、そこで栽培することで甘みと栄養をたっぷりと蓄えることができる。また、減農薬・減化学肥料栽培によって、安全安心で環境に配慮した持続可能な農業にも取り組んでいる。木下さんおすすめの食べ方はスイートポテトサラダとサツマイモご飯。ぜひ試してみて!