【医療コラム】
初めてでも安心! 小児科の上手な通い方
小さなお子さんの体調不良時に備え、信頼できる小児科を見つけておくと安心です。ここでは、小児科の選び方から診察の流れ、受診後のケアまで、初めてでもスムーズに通うためのポイントをご紹介します。
小児科の選び方
小児科選びは、お子さんの健康を守るために重要なポイントです。まずは、自宅から通いやすい場所にあるクリニックを候補にすると良いでしょう。インターネットでの口コミや、近所の方からの評判を参考にすると、より安心です。
受診前の準備 ※マイナンバーカードの場合もあり
初めての受診時や診察の際は、以下のものを用意しておくとスムーズです。
・保険証・母子手帳・診察券:保険証と母子手帳は必ず持参しましょう。
・症状の記録:いつからどのような症状があるか、体温や食事の状況などを書き留めておくと便利です。
診察の流れ(診察券と保険証を提出し、問診票に記入します)
❶受付:診察券と保険証を提出し、問診票に記入します。
❷問診と診察:医師が症状を確認します。事前に症状のメモを準備しておくと、正確に伝えられます。
❸処方と説明:必要に応じて薬が処方され、服用方法や注意点が説明されます。わからないことがあれば遠慮せず質問しましょう。
受診後のケア
診察後は、医師の指示に従って薬を服用し、指定されたケアを行うことが大切です。症状が悪化したり、気になることがあれば、再度受診するのも一つの手です。
定期的な健康チェックも忘れずに
急な病気以外にも、予防接種や健康診断のために定期的に小児科を利用することが、お子さんの健康を守るうえで重要です。成長段階に応じたケアを行うためにも、小児科とのつながりを大切にしましょう。
※本記事は参考情報としてご活用ください。詳細やご不明点は、必ず医療機関へ直接ご相談ください。
【小児科】
医療法人社団 純心会 善通寺 前田病院
地域密着型の医療と介護の連携に加え、プライマリ・ケアを実践し 子育て世代を支援
当院は「信頼される医療、想いと優しさの伝わるケア」を理念に掲げ、地域に密着した医療の提供と介護の連携を行っています。これまで注力してきた内科、消化器内科に加え、小児科では、小児科専門医・感染症専門医がプライマリーケアを実践。一人一人の症状や訴えに丁寧に話を聞くことを心がけ、重大な病気の早期発見に努めています。お子さんの健やかな成長のためにも、赤ちゃん向けのワクチンやHPVへの感染を予防する目的の子宮頸がんワクチンにも力を入れています。
Profile
医療法人社団 純心会 善通寺 前田病院 小児科 岩井 朝幸(いわい あさゆき) 先生
<経歴>
1978年広島大学医学部卒業後、同年4月徳島大学医学部小児科入局。香川小児病院(現独立行政法人四国こどもとおとなの医療センター、四国中央病院小児科などを経て、2023年4月から善通寺前田病院勤務。
<資格>
小児科専門医、感染症専門医など。
<メッセージ>
かかりつけ医として予防接種、乳児健診などの予防医学に力を入れています。お気軽に受診下さい。